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親水−疎水、結晶−非晶、カチオン−アニオン、ホスト−ゲストなどの組み合わせの化学種を高分子鎖に導入し、瞬発応答性をはじめとする新たな機能開拓にむけた研究を展開する。

1.アモルファス高分子による瞬発応答材料への展開
高分子鎖の相分離現象を駆動力として、親水鎖を瞬時に表面偏析できる材料を開発する。これまでに、コロイドの長期安定化、親水鎖の高速偏析、分子の選択吸着などの特性を有することが明らかとなってきている。


2.イオン種の高速濃縮によるバイオミネラルの結晶多形制御
有機高分子材料と炭酸カルシウムやハイドロキシアパタイトなどのバイオミネラルを複合化させるプロセスを開発する。これまでに、バイオミネラルの結晶多形を制御できることが明らかとなってきている。



3. 高速溶質透過を実現する多孔質膜の創製
分子ふるい機能を有する多孔質膜の溶質透過速度の高速化を実現できる材料およびプロセスを開発する。これまでに、両親媒性高分子をブレンドすることにより溶質透過速度が加速することが明らかとなっている。