当研究室では汎用性の高い分光光度計や蛍光光度計、電気化学測定装置のほか、例えば1秒以内で反応が終了するような高速反応を追跡できるストップトフロー装置を所有しています。これらの装置により、様々な時間スケールの化学反応の追跡、および、化学反応の種類に応じた最適な反応測定を行っています。
![]() 紫外可視分光光度計 Jasco V-660 (水冷ペルチェセルホルダー付属) 迅速で精密な温度制御可能な分光光度計で、数分〜数時間程度の反応を主に追跡します。 |
![]() 蛍光分光光度計 Shimadzu RF-5300 発光性機能分子の励起・蛍光スペクトル測定に用います。温度調整や撹拌が可能です。 |
![]() 紫外可視分光光度計 Shimadzu UV-2550 (6連装温調セルホルダー付属) 6つの試料を並行して測定できる分光光度計で、数時間以上の反応を主に追跡します。 |
![]() 電気化学測定装置 ALS 630A 物質の酸化還元挙動を調べたり、化合物を電気的に酸化や還元することができます。 |
![]() 紫外可視近赤外分光光度計 Jasco V-670 (水冷ペルチェセルホルダー/ 積分球ユニット付属) 近赤外領域まで測定できる分光光度計で、溶液反応測定のほか、積分球ユニットを搭載して固体の拡散反射スペクトルも測定します。 |
![]() ストップトフロー・ラピッドスキャン 分光測定装置 UNISOKU RSP-1000 (パルスレーザー分光ユニット付属) 3ミリ秒以内で溶液混合し、主に0.1〜10秒程度で反応する高速反応を追跡します。 また、パルスレーザー分光による超高速光化学反応の追跡も可能です。 |
上記の反応測定装置のほかに、微量試料での溶液調製を可能にするマイクロ天秤やセミミクロ天秤、ならびに、不活性条件での特殊合成に必要となるグローブボックスや真空ラインなどを有しています。
当研究室の研究を推進するために、以下の学科共用装置を主に使用しています。
・核磁気共鳴(NMR)装置:Varian Unity Inova 500およびMercury-300
・単結晶X線構造解析装置:Rigaku XtaLAB ProおよびXtaLAB Mini
・ICP発光分光分析装置:Hitachi High-tech Spectro Arcos MV130
・質量分析装置:JEOL JMS-T100LC AccuTOF
・赤外分光光度計:Jasco FT/IR-4200(全反射測定ユニット付属)
・マイクロ粘度計:Anton Paar Lovis2000M
〒658-8501
兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1
甲南大学 岡本キャンパス
7号館3階C-306号室
(岩月研究室)